「再建の方法」シリコンか自家組織か、選択は慎重に

 10月12日のサロンは自家組織完成者3名、自家本体のみ完成(乳輪乳頭は完成未満)3名、シリコン完成者1名 再建思案者5名、計12名の参加でした。

 

・近年サロン内では、シリコンより自家組織の再建を望む患者さんが増えています。仕上がりが温かく柔らかいという利点がありますが、リスクの一つに血栓があります。術後の絶対安静時間の血栓予防に、足に弾性ストッキングやローラーをかける措置が取られていますが、そもそも血栓の出来やすい体質の患者さんは、慎重になりたいところです。

 ところで、血液型によっては血栓が出来やすい体質があるのですね。AB型はO型の二倍のリスクがあり、逆にO型は出血が止まりづらいという定説を、初めて教えられました。

・シリコン完成者、Kさんのお胸の感触からすれば、固いという印象はありませんでした。若いお嬢さんのお胸のようです(つまり張りがある)。

・全摘してもその患部に放射線をあてるケースがあります。放射線の医師によっては、放射線をあてたら再建は不可能であると捉えているようです。確かにシリコン再建はお勧めできませんが、自家組織なら、「不可」ではありません。かつて温存のお胸に乳がんが再発し、二度放射線をかけた患者さんが、サロンに参加されていました。彼女は局所再々発に際し、がんの切除と同時に腹部からの移植再建に成功しました。そこまでの技量を誇る医療組織は限られていますけれど。

・アレルギー体質の患者さんにとって、両側、自家組織再建をした後の48時間絶対安静は、想像を絶する苦闘であったと思います。動けない不自由に加えて広範囲にわたって皮膚がかぶれ、看護師が両手にゴム手袋をして全身に軟膏を塗ってくれたそうです。

しかしお心の強い人でした。ひと月程前に退院したばかりなのに、もう凜としたお姿で、活用したグッズを後続の参加者のために見せてくれました。

なんと言ってもホヤホヤの最新情報が大事です。Iさん、おめでとう、そして本当にありがとう。

 昨今、再建術後の体をケアするグッズが次々と新たに開発されていて、心強いです。傷跡をきれいに治すために使った以前のサージカルテープでは、私は皮膚かぶれを起こしがちでした。今はさらに良質なものが推奨されています。

 

参加者皆様、お一人お一人の熱心な情報提供のお陰で、今回もとても充実した明るい会になりました。

 

次のサロンは12月14日(土)15時から、場所はいつもの群馬県立図書館、3階研究室です。

 12月サロンの後はクリスマス会。毎年楽しみなロングサンドホテル1階のフレンチレストラン「シェ・スナガ」のご馳走です。

詳細は後にご案内しますね。ご予算は5,000円以内(お料理そのものはおそらく7,000円以上のコースです)。一年の疲れを、あちょさんコーディネートのキラキラしたクリスマスルームで癒やしましょう。

今年も北欧のような、ブルーグレーの幻想的なクリスマスツリーでしょうか。

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