アラガンのスムース、ラウンド型シリコンで再建をした患者さん(地元の病院)より、詳細情報をいただきました。

 全摘手術+エキスパンダー挿入の同時再建の患者さんより、シリコン再建について共有していただきました。同時エキスパンダー挿入より、8ヵ月後のシリコン入替えです。

どのようなシリコンを選択するかを、担当の形成外科医と相談する場面から、ご本人のメールを引用させていただきました。

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 「さきほど、X先生に面談していただきました。

・先生によると、形も大事だが悪性リンパ腫のリスクを避けることを優先したい、そのためには、スムースタイプがよいと判断した。

・また、シエントラのしずく型との比較においては、アラガンのラウンド型柔らかいので、しずく型でなくとも、下垂している私の胸には適していると。また、アラガンならばサイズもたくさんあり、選択肢が楽であり、国内の症例でも今一番使われている。

サイズや厚みについても提示がありました。現時点での計画では、固さは真ん中のタイプ、10.5センチ。

先生はアラガンのスムースタイプを推奨されますが、シエントラも使えるので、わたしがそちらを使いたいという希望があれば可能とのこと(被膜拘縮を避けることを最優先するならば、ザラザラのシエントラが良い)。

「シエントラを選択するなら数日のうちに連絡下さい。発注します」とのこと。しかしアラガンで良いなら、入院時に複数の大きさを用意して、そこで見て決められるようです。 

・インプラントは予定通り、アラガン社のラウンド型にしました。もともと、エキスパンダーで330mlまで膨らませていましたが、横幅も高さも大きくぱんぱんに感じていたため、前日にもう一度先生とサイズを打ち合わせし、入替えのシリコンはミドルタイプの240mlとしました。

横幅もエキスパンダーは11センチでしたが、インプラントは10.5にしてもらいました。

 

手術当日、その後のご報告

◯手術から目覚めたのは3時間後でした。コロナで、挿管にも時間をかけて行うため、通常の2倍の時間がかかると言われていました。予定通りです。

◯病室に移動してからは、吐き気が夜中まで続きました。麻酔が原因のようです。

◯翌日からは、頭痛にかわり、微熱も続き、感染症など、不安になりましたが、こまめに体調を診てもらい大事には至りませんでした。

◯ドレーンは手術から7日目に取れ、その翌日に退院となりました。

手術の結果は問題なく、退院4日後に外来で診察を受けました。次回診察はひと月後です。

◯保湿のためのクリームを出されました。

◯キズ口はテーピングしています。

◯バストバンドは術後10日で外しています。

◯アラガンのラウンド型は、マッサージをあまりしない方がよいとのことで、そっとクリームを塗ったりしています。 

◯キズ口は、乳房切除の時のキズを使い入れ替えたわけですが、胸の下にカタチを作るために少し切開されてました。

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シリコン挿入後の入院期間については病院についてケースバイケースですが、コロナ禍にあり、様々な点で医療者側が慎重になり、時間がかかるのかもしれません。

アラガンのスムースラウンドを入れた詳細は、マッサージしない方が良いというのを、私は初めて知りました。柔らかいとしたら、横寝をすると寄ってしまうのでは?などの心配もあります。今後も何か新情報がありましたら、是非、お教えいただきたく存じます。

詳細、タイムリーな情報は、再建を控えた患者さんの助けになります。本当にありがとうございました。

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