2020,6.13 テレフォンミーティングにて
今回のテレフォンミーティングは、相談を受け付けるというより、こちらが教えていただくことばかりでした。時節柄、現在進行形の乳房再建ニュースには出会えませんでしたが、「その後」のお話を聞くことが出来ました。
臀部から再建して一年三ヶ月経った患者さんより。
佐武利彦Dr.が赴任した富山大付属病院は、現在、緊急事態宣言の出た地域の患者さんについては、予約受付を控えています。警戒レベルが下がっても、当面は我慢でしょうか。
※、五月から予約を受け付けているとのことです。上記、訂正致します。情報をお寄せ下さった方、ありがとうございます。曖昧な書き方をして、大変申し訳ありませんでした。
※、五月から予約を受け付けているとのことです。上記、訂正致します。情報をお寄せ下さった方、ありがとうございます。曖昧な書き方をして、大変申し訳ありませんでした。
幸いその臀部から移植した患者さんは、トラブルなく過ごされています。再建後三ヶ月は、ドナー部に水が溜まるのを防ぐために、きついガードルを付けていたので、急いでトイレに行く時だけが大変でした、とのこと。今は多少つれる感じが残っていて、保湿のクリームをつけているそうです。
自家組織による再建術後の絶対安静時間は、ドクター、病院によってまちまちです。48時間がオーソドックスですが、通常72時間というところもあり、また24時間で終了の病院もあります。
群馬県立がんセンターで腹直筋による再建手術を受けた方は、24時間パターンでした。主治医はぶっきらぼうで優しい廣瀬太郎Dr.です。すでに無事に退院されています。
絶対安静時間が長い場合、心配なのは血栓です。ホルモン療法の薬はタモキシフェン、アロマターゼ阻害剤ともに、主な副作用として血栓が挙げられていますが、新型コロナでも血栓を発症し、肺にとんで重篤になるケースもあるそうですね。血栓予防の薬を飲んでいれば、手術時の出血量の心配がありますし。新型コロナのワクチンが開発されるまで、のんびり待つ患者さんの層は厚いようです。
少し前のことですが、脂肪注入による再建をされた方から、新鮮なお話を聞きました(セルポートクリニック:保険適用外、約二七〇万円の再建作品です)。
脂肪は筋肉のなかに分散して注入するので、霜降り肉になります。胸筋に力を入れると、キュっとお胸の形が締まるのです。それは以前にも聞いたことがありましたが、肩凝りでも、お胸の形がキュっと寄るというのは初耳でした。そういう場合、お胸を盛大に揺さぶって、筋肉の緊張をとると、均等な形に戻るとのこと。
脂肪注入のケースでは脂肪がどの程度留まるか、人それぞれです。その方は約二年半に渡り、「肩凝りで、キュッ」以外のときは、綺麗な左右対称を保たれています。
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