佐武利彦Dr.が来年1月より、富山大付属病院に異動されます。
横浜市立大付属市民総合医療センターの佐武利彦Dr.が、来年1月より、富山大学付属病院に異動されます。もう内密のことではないのですね。
再建手術の予約を入れていた近辺の患者さん達は、佐武Dr.から技術と医の心を受け継いだ、お墨付き若手の医師を紹介されます。
突出していた横浜私大の形成外科は平らかになり、佐武Dr.の手技は裾野を広げてゆくでしょう。
佐武Dr.は不世出の形成外科医です。でも唯一の存在がクローズアップされるのは反面、心配な事でした。佐武Dr.の元で腕の確かな医師が新たに育ったのは、佐武Dr.が名声に溺れること無く、患者さんのために準備されてきた結果だと思います(後続を育てずにいきなり姿を消す名医もいました)。
佐武Dr.が乳房再建を始められて十五年に渡り、寄り添い、支え、患者さん達の仲立ちをして下さった浦舟サロンのマダムOさんの思いに、私も共感します。
Oさんの記事をどうぞお読みになって下さい。
今後、あくまでも佐武Dr.の再建手術を求める患者さんは、富山大付属の新しい形成外科を受診することになるでしょう。遠距離になる方はお気の毒ですが、そもそも北海道、九州、海外から横浜に通っていた患者さんには何ほどのことでもないでしょう。
ただ、富山での新たな医療チームが準備万端となるには時間がかかりますし、手術の日程は遅延するかもしれません。
保険適用シリコン、エキスパンダーの販売停止に続いて、佐武Dr.の異動が決まり、途方に暮れる患者さんの層が厚くなってゆきそうです。
迷うこと、待つことによって心のダメージが深くなるのが心配です。〔あの人はスムーズにいったのに、私ばかりが何故?〕〔私がどんな悪いことをしたからこんな目に遭うの?〕。そのような落ち込みには何の意味もありません。どなたの人生とて、先には何が起こるか解らないのです。マイナーな連想にはストップをかけて下さい。
すでに再建全ての行程を終え、落ち着いている自分が発信するのは不遜だろうか、と慎重にならざるを得ません。でも、右乳房の全摘手術をしてから、私も再建出来るまで五年の歳月を忍びました。その間、向き合うべき多くの出来事があり、学び、助けられました。その経験を踏まえて、愛読書から引用をさせて下さい。
『あなたも遅延における訓練を受けているだろうか。活躍するために静まり、強められるために弱くなり、語るために黙し、健やかになるために病み、よき友情を得るためにしばし忘れられ、よい機会に恵まれるためになかなか方向を示されない、というような訓練を受けているだろうか』(V・レイモンド・エドマン著 『人生の訓練』いのちのことば社刊)
10月12日(土)シャロン前橋『街角サロン』の勉強会は、「自家組織の再建手術、準備とその後の経過について」です。経験者の皆様、ご協力をお願い致します。
日時 14時~17時
会場 群馬県立図書館三階 研究室
※群馬のリレーフォーライフが12.13日なので、申し訳ないことに重なってしまいます。偶数月第二土曜は動かせません。残念ですが、ご理解下さい。シャロンは少人数になるかもしれませんが、変わらぬ密度で情報交換を致します。
※群馬のリレーフォーライフが12.13日なので、申し訳ないことに重なってしまいます。偶数月第二土曜は動かせません。残念ですが、ご理解下さい。シャロンは少人数になるかもしれませんが、変わらぬ密度で情報交換を致します。
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