H30 4月『街角サロン』のご報告


初めての参加者が2名でした。

術式別には自家組織が3名、シリコンが5名、エキスパンダー挿入中が2名、間もなくエキスパンダーを入れる予定者が2名、再建全般について思案中が2名、健側からの移植再建の予約を入れている方が1名、乳輪乳頭の作製を考えている方が1名。様々な参加者の集いでした。

自家組織の経験者にとって、お胸やお腹周りの傷跡が薄くなって行くのは3ヶ月、6ヶ月、一年、という単位ですから、綺麗になるまで気長に構えましょう。私の再建側のお胸は皮膚ごと移植したせいもあり、初めはブラックジャックの顔みたいでした。

シリコン組も千差万別です。再建が終わってからも脇にピリピリした痛みがあり、不安だという声がきかれました。被膜拘縮を起こしていれば処置が必要なのでしょうが、ご本人にしかわからない違和感もあるので、ふさわしい助言も出来ずに気の毒な思いをします。
  これを書きながら、ふと、以前サロンに遊びに来てくれた博識のmaffさんはどうしているかしら、と彼女のブログ『乳がんポレポレ----ごく普通の乳がん体験者、まふの治療とインプラント再建のこと-----』の最新記事を開いてみました。すると『乳腺外科受診と脇の痛み』がテーマでした。主治医の田澤篤医師によると、脇の痛みはホルモンにより副乳が刺激を受けているのでしょう、とのこと。もしかしたら、サロンで痛みを訴えた参加者の症状はこれかもしれない。私の素人判断では何とも言えませんが、アドレスも聞かずにお見送りしてしまったXさん、まふさんのブログを是非、ご覧下さいますように。

 まふさんも埼玉県川越市でサロンを開催しています。

 

乳がんと告知されて1年未満の方に向けたおしゃべり会

紡ぎ ~Hope for Ribbon

乳がん セルフヘルプグループ 


 

治療同期の仲間と会える場所

 

乳がん体験者さんの為のおしゃべり会 川越

Reborn ribbon 川越


埼玉の小江戸川越でおしゃべり会

シャロン前橋にも埼玉からお越しの方がいます。出来れば続けてご参加いただきたいですが、地の利が良ければまふさんの運営するサロンもお勧めです。

私は彼女から田澤篤医師のサイト『乳がんプラザ』 QAコーナーを紹介され、見ています。すごく勉強になるのですが、辛くて画面を閉じることも。質問する患者さんは時に告知のショックや再発の恐れに惑乱している様子です。やはり自分の時と重ね合わせてドキドキします。でも、結局はその記憶が原点なのですね。患者さんのサポートらしいことを続けたいなら、術後何年経っていても、その告知の一瞬に立ち返って、思いを共有することが基本だと感じます。

ところで先にお知らせした寺尾保信医師の講演会(7月28日)の準備は、SOGのベテラン会員、ぴあサポぐんまの方に助けられながら、少しずつ進んでいます。(連休が明けて間もなく、ある機関の後援と、会場使用の認可が正式に下りる予定です)。初めての経験ですし、100人収容の会場、駐車場を無料で借り切ったものの、何人来てくれるか見当が付きません。

ただ、会場に来る1人の患者さんの人生がより良いものになれば、と考えたいものです。そのたった一人の見知らぬ女性が、講演会の主役なのだと考えましょう。

今では乳房再建への偏見もずいぶん薄れてきました。一方、リーフレットの校正をしながら、「『乳房再建て何?』という人もいるから、どこかに『乳がん』という言葉を入れた方がいい」と指摘されました。乳房再建を美容整形だと思っている人も少なくないのです。

しかし、治療ではない美容整形にしても、形を整えるだけの手術さえいかに難しいか、全ての美容整形の医師がわかっているわけではないです。危険を感じます。

この季節の移り目に何かと慌ただしく、サロンの報告が月を跨いでしまいました。

あちょさんによると、寺尾先生は「あまり気を使わなくていいよ、自分が患者さんに教えてもらうのだから」とおっしゃるそうです。素敵な先生です。

HPにあるアドレスは現在使用していません。ご質問等はhdnfn138@yahoo.co.jp までお願い致します。

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