もっと知ってほしい エピテーゼのこと


                   1/8付 上毛新聞 社会面

【人工乳房で心も再生 エピテーゼ普及に努める歯科技工士の萩原さん(高崎)】
                 

18日付け、上毛新聞の社会面で、萩原圭子さんのエピテーゼ作りのお仕事が、このような見出しで紹介されました。写真付きです。萩原さんはシャロン前橋立上げ当初からの、心強い仲間です。(記事をお読みになるなら。上毛新聞、萩原圭子で検索可能です)

 
 萩原さんのお仕事は事故や病気で損なわれた人体の一部を、シリコンで再生する職人技です。

人工乳房のみならず、ニップル(付け乳首)の相談にも乗ってくれます。再建手術を終えてふくらみを取り戻すと、もうこれで十分だと考え、乳輪乳頭を作る手術を断念してしまう患者さんが少なくありません。幾度かの全身麻酔で体が疲れてしまっているのだと思います。そんな時期にはニップル(付け乳首)をつけて旅や温泉を楽しみましょう。

 
 エピテーゼを作っている会社は国内に幾つかあります。そのほとんどが大手組織です。萩原さんは患者さんの思いに耳を傾けることから始め、作製の全行程を一人でやりこなしているので、お値段が手頃なのです。以前からブログでもお知らせしていました。

 
 また、せっかく作った乳輪乳頭が陥没してしまうのを防ぐなら、ニップルカバーがお勧めです。穴あきスポンジや絆創膏貼りの面倒がありません。糊も不要です。ペタッとつけてブラを装着すれば足りるのです。こちらも萩原さんにお願いして作っていただきました。『ラボ・K』のオリジナルです。やはり全国から発注が来ているそうです。

 
 紹介記事のおかげで一層お忙しくなった萩原さん、お体はくれぐれも大切になさって下さいね。

※ 最新の情報では、オーダーメイドの「汗取りパット」を考案したとのこと。身体の装着にこだわらず、左右対象のパットが欲しいという、お客さんの希望によるものです。色付けの必要がない分、安価であるとのこと。萩原さん、またシャロン前橋でサンプルを見せて下さいね。
 
追記 : エピテーゼ(装着乳房)の使用経験者は、「難があるとしたら、落ちてしまうような気がして心配なことだ」と話されていました。萩原さんが付けてくれると落ちないのです。コツが要るのでしょう。接着剤は身体に害のないものしか使えないので、そのあたりの開発が今後の課題になるに違いありません。
 いっそ接着剤も不要になり、ひと肌温度でペタッとはりつき、温泉に浸かればお湯や水の作用でいっそう吸引力が強まり、落ちなくなる。乾かすと取れやすくなる、という製品が開発されれば、最高です。
 求めるのは簡単だけれど、工房で苦闘しているお仕事人は大変なんですよね。
  
 「乳房再建ネットワークシャロンm」HP http://charon.webcrow.jp
 

 

 

 

 

 

 

 

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