H28 10/8の街角サロン、ご報告
この日、再建の経験者は自家組織が2名、シリコンが3名、エキスパンダー挿入中で術式を思案している方、闘病に専念している方、再建は完成しているものの修正してさらに綺麗に、と考えている方など層が厚かったです。また、通っている病院がまちまちなので、県内、県外併せて5人の形成外科医について情報交換できたのが刺激的でした。
先般掲載したOさんの記事にも寄せられた感想ですが、主治医によって治療方針が異なることに、私たちも驚いています。
・術後の安静時間、シャワー禁の期間など、またシリコンの場合は挿入後にバストバンドをつけるか否かもドクターの経験次第です。
・腹部に盲腸の傷があるなら穿通枝皮弁は無理だ、と言われることも多いのですが、ある地域でそれを理由に断られた患者さんが 佐武利彦医師の順番を待ち、この秋に念願の再建手術を果たされました。
・鼠径部から皮膚をとって乳輪を作るには、円く縫い付けるのが意外に難しいそうです。隣県からのサポーターKさんの場合、左右対称の良い仕上がりでしたが、テープを剥がす処置で、○○師の手つきがゾンザイだったのか、せっかく作った乳輪の一部が剥がれてしまったとのこと。
そんなふうにされてしまうなんて、悔しいです。乳輪乳頭は再建に「ダルマの目を入れる」こと(Oさんのレポートより)。
患者は患者として精一杯頑張っているのですから、病院側には最後まで大事にケアしてほしいです。
Kさんの再建作品が仕上げの刺青によって万事、オーライとなることを切に願っています。
・Mさんから教えられたHP「乳がんプラザ」は何度も訪問し読んでいますが、同じ乳腺外科を標榜する医師でも、診立て、治療方針、キャリアに差があるものなのだ、とため息が出ます。とりわけ乳がん、乳房再建は日進月歩なので、医療者サイドも勉強が大変なのでしょうね。ところでMさんの通う病院では、庭に亀やフラミンゴが放されているそうです。患者思いの院長がどんどん改革を進め、ユニークな信頼される病院が築かれるケースが増えたなら、私たちも大病院神話に踊らされることがなくなるでしょう。
今では初めからティータイムです。レギュラーの皆さんがお茶やコーヒー、お菓子をサーブしてくれるので、私は参加者の話を夢中で聞いていられます。がちがちに緊張していた頃が夢のようです
人の相談に乗ることの多いあちょさんは、担当医の寺尾保信ドクターに一杯質問してくれます。ドクター曰く「あんた、人のことばっかり言ってるよ」。そのあちょさんはご事情により今回は欠席。彼女に会いたくて来る人もいるので、残念でした。
また、この日は群馬のリレーフォーライフと重なってしまったため、イベントのお手伝いに走ったレギュラーもいました。会いたい人同士がうまく都合をつけられず、すれ違いになることもあります。
が、本日、とりわけ嬉しかったのは、初参加のNさんと同じ病院、同じ担当医のWさんが、非常に詳しく再建の経緯、担当医とのやり取りを再現してくれたことです。普段はおとなしくニコニコしているWさんが、あんなに大胆に語ってくれるなんて。Nさんを勇気づけたいという思いが伝わってきて、実にほのぼのでした。Wさんは1時間以上かかる地域からいつも来てくれます。車で長時間待っていたご主人と手を振り、帰ってゆかれました。
≪夕食会 ≫
Nさんを交え、5人。樹木に囲まれたアンティーク調の手ごろなお店を選びました。ガラスの向こうは夜のお花屋さん。「ジムノペティ」はお値段安価でお勧めのお店です。
前橋の小さなレストランは自分の畑を持っているところが多いのでサラダも新鮮です。お料理取り分け上手なYさんにお任せし、食べて喋ってあっというまのディナータイム。デザートは手作りの洋梨クレープ、マロンケーキ。幾種類もの紅茶の香りを満喫しました。
こうした仲間たちと話していると、心優しいの女の人が乳がんにかかるのかとさえ思ってしまいそうです。
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