8/13(土)サロン 「病院選び」のポイント
お盆休みで周りはしんとしていましたが、先のKSHSで仕入れた情報を交え、サロンは賑やかでした。
岩平ドクターのもとで「ただ今再建中」のOさん、Xさんの二人から、生(なま)の声を聞けました。お二人とも声を揃えておっしゃったのは、エキスパンダーの挿入の痛みが覚悟していたより、ずっと楽だったということ、群馬から東京まで足を延ばすといっても、そう度々ではないので苦にはならない、という二点でした。
そしてもう一つの共通項は、足を一歩踏み出したらとんとん拍子に事が進んで、あっという間に現在がある、というニュアンスでした。その前に再建について慎重に調べ、迷う時間も長かったのですが、機が熟す、運がつく、とはこういうことなのだと思います。
Xさんは両側を乳がんに侵され、片側は「全摘」、片側は「温存+放射線」です。温存は1/4カット方式なので、乳頭は脇の方に傾いていますが、この位置を矯正すれば、両側ほぼ左右対称になるというドクターの見立てです。今回、矯正を含めての再建です。
また、県内の病院で再建を終えている方(皮下全摘+シリコン)が、やはり乳輪乳頭の位置矯正をするそうです。患者よりドクターの方が『位置』にこだわっているようです。ドクターの親身な思いが伝わります。
どのような方法で乳頭の位置を変えるのか、新たな情報を待つことになりました。
また、県内の病院で再建を終えている方(皮下全摘+シリコン)が、やはり乳輪乳頭の位置矯正をするそうです。患者よりドクターの方が『位置』にこだわっているようです。ドクターの親身な思いが伝わります。
どのような方法で乳頭の位置を変えるのか、新たな情報を待つことになりました。
また、放射線をあてた後、再建方法に悩んでいた女性が、広背筋による自家組織の再建を選択されました。この方の経験についてはご本人の許可を得て、病院名、ドクター名を含め、レポート出来たらと思います。
最近、「乳がんと診断されたらすぐに読みたい本 ★私たち100人の乳がん体験記★」豊増さくらと乳がん患者会bammbi組(2014年 健康ジャーナル社刊)を読みました。100人の患者を対象に、あらゆる点から闘病の統計をまとめている本です。アンケートによると、30パーセントの患者が自宅や職場に近いという理由で病院を選んでいました。乳がん切除は標準治療で済んでも、あとの再建を考えるならやはり病院選びが重要になります。
病院選びとはいうものの、それは病院名ではなく、あくまでもドクターに照準を合わせたいところです。スターのように高名な乳腺外科医がいる病院であっても、優れた乳房再建術の形成外科医が、そこにいるとは限りませんし、さらに言えば、マスコミで活躍する高名な乳腺外科医が、自分の所属する病院の再建医の技量を、監修している保障もありません。
反面、再建ドクター達の名台詞『自分たちは患者によって育てられてきた』が、思い出されます。担当の再建医が有名でなくとも、「このドクターの説明は、自分が勉強した再建知識に一致する、誠意もある。信じて任せられる」、そう思えるなら、その時から患者が医師を育て始めるのかもしれません。
サロン後は、あちょさんの提案で夕食会です。
ちょうど前橋の花火大会だったので、平成大橋近くのレストランを選びました。色々なパスタを取り分けていただき、旅や仕事の話で満腹になってから、お店の駐車場に車を置いて橋まで歩きました。皆と欄干にもたれ花火を待ちました。やがて次々と夜空に上がる光の大輪に見とれ、川風に吹かれながら幸福感で満たされました。
辛い苦しい経験が人生の9割だとしても、残りの1割にこんなに幸せな時間であるなら、それで十分。それが人の一生ではないのかな、と感じたひと時です。
夕食会でのお喋りはサロンとはまた違ったイキイキ感があるので、これからもきっと続けましょう。
夕食会でのお喋りはサロンとはまた違ったイキイキ感があるので、これからもきっと続けましょう。
次のサロンは10月8日です。今回、お盆の来客や帰省のため、参加できなかった方に今度はお会いできますように。あちょさんのお友達:東京方面の方が群馬の山の温泉帰りに寄って下さるかもしれません。再建秘話を楽しみにています。
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