「乳がんプラザ」Q&Aサイトを訪問しました
6月の街角サロンに参加されたMさんから、彼女の主治医:田澤篤ドクターが管理している、『乳がんプラザ』を教えられました。乳がん治療に迷いのある患者さんにとって、とても参考になるサイトです。
個々の患者が送信してくる問いに、乳腺外科医の田澤ドクターが詳しく答えてくれます。ドクターのキャリア、お人柄もさることながら、患者の問いかけには、その患者の「闘病力」の度合いが滲み出ているようです。
多くは現在かかっている病院での治療方針に納得がゆかず、不安に思って相談を寄せているケースで、ドクターの答えもおのずと専門的で正鵠を射たもののようです。無駄がありません。
*田澤ドクターは乳腺外科医です。形成外科医ではありません。質問は乳房再建以前の、乳がん治療が対象です。けれど、乳がん切除と同時にエキスパンダーを入れる同時再建が増えている今、まずがん治療についてしっかり押さえておこうと思う方にとって、心強い記事が満載です。
あるメディアに流れた例ですが、医師の説明を聞き終えたあと、患者は「今の説明を全部個人メールに送信して下さい」と頼んだそうです。医師は言われた通り丁寧に送信したうえで、「今後は別の医者にかかってほしい」と、懇願しました。
また、「医療者が勧めてくれたのだから、間違いないですよね」と聞かれても、「ハイ、医療者の言うことに間違いありません」とは答えられず、相談員は困っています。
患者にとってどこまでが医師への信頼で、何が依存なのでしょう。告知されて動転し、藁にもすがりたい思いでいるとき、節度を持ってそれを判別できる賢い患者さんなど、滅多にいないと思います。
その治療がベストであったかどうか、自分の選択に間違いがなかったかどうかは、時間を経なければわからないのではないでしょうか。
その治療がベストであったかどうか、自分の選択に間違いがなかったかどうかは、時間を経なければわからないのではないでしょうか。
ただ、人は死ぬまで成長できる、いつか自分を取り巻く環境が加速的に変容する、そう信じて、今、出来ることを精一杯をやりこなしてゆくしかない、そういう時期が誰にとってもあると思うのです。
「乳房再建ネットワークシャロン前橋」HP http://charon.webcrow.jp
次回の街角サロンは 8月13日(土)午後二時からです (ケアホーム愛(まな)の家:交流室にて)
それに先立ち、7/17(日)にピアサポ群馬主催の地域がんサロンが、午後1時から同会場にて開かれます。家庭的な温かいムードの集まりです。さまざまな「がん主」の人がゆったり話してゆかれます。サポーター達がたゆみなく勉強しているボランティア組織です。どうぞ足を運んでみてください。こちらは毎月第三日曜です。
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