「再建が終わっても・・・・・」 15回目サロンより
ここに具体例を挙げると誰かの思いを傷つけるかもしれない、そのような懸念は常にあります。
サロンの場で、特定の病院名やドクター名を上げるのは控えた方が良いのかどうか、患者の先輩に相談すると「それでは意味がない」と言われましたので、これまで通り続けています。
昨今、乳房再建の悲劇は後を絶ちません。トラブルと悲劇とは全く違います。術後に感染症、出血などのアクシデントがあっても、ドクターと患者が話し合い、ゆっくり仕上がりへと進めばよいのです。それが出来ずに患者さんの心が痛めつけられ、仕切り直しが困難になってしまう、そのパターンが悲劇なのでしょう。
昨今、乳房再建の悲劇は後を絶ちません。トラブルと悲劇とは全く違います。術後に感染症、出血などのアクシデントがあっても、ドクターと患者が話し合い、ゆっくり仕上がりへと進めばよいのです。それが出来ずに患者さんの心が痛めつけられ、仕切り直しが困難になってしまう、そのパターンが悲劇なのでしょう。
以下は成功例の紹介です。
エキスパンダー、シリコン再建の手記をシャロンのブログに寄せて下さったOさんは、地元のレギュラーです。綺麗にふくらんだ白いお胸を見せてくれました。主治医は岩平ドクター。二次二期再建。
リプリング(皺)を作らずにスマートな再建をするには、筋肉をどれだけ残しているか条件だそうです。しかしそのために曖昧な切除をすれば局所再発が心配です。乳がんを早期に発見すれば、切除範囲が少なくて済むメリットがあります。
リプリング(皺)を作らずにスマートな再建をするには、筋肉をどれだけ残しているか条件だそうです。しかしそのために曖昧な切除をすれば局所再発が心配です。乳がんを早期に発見すれば、切除範囲が少なくて済むメリットがあります。
「一度お胸をそっくり喪失しているから、この喜びは大きい」。
私も5年間不自由な体で過ごしたので、再建術後、初めて歩行を許された瞬間に重みを右胸に感じた、あの新鮮さを思い出しました。
※但し、全摘+放射線を提案されている方はご注意下さい。リンパ転移が多かった等の理由で、全摘したあとに放射線をかけてしまうと、再建の道は険しくなります。
同時再建の場合、再建完全に済ませてから、きれいになったお胸に放射線をかける方が好ましいのだそうです。
(赤字の部分は、KSHS全国大会:唐澤久美子ドクター、南雲吉則ドクターのコメントより引用させていただきました)。
※但し、全摘+放射線を提案されている方はご注意下さい。リンパ転移が多かった等の理由で、全摘したあとに放射線をかけてしまうと、再建の道は険しくなります。
同時再建の場合、再建完全に済ませてから、きれいになったお胸に放射線をかける方が好ましいのだそうです。
(赤字の部分は、KSHS全国大会:唐澤久美子ドクター、南雲吉則ドクターのコメントより引用させていただきました)。
MさんはOさんが投稿してくれたエキスパンダー挿入、シリコン入替えの体験談を何度も読んでいたとのこと、嬉しいことです。
0さんは7月に乳輪の刺青、9月乳頭の移植、いよいよ完成が近づいてきました。完成版の寄稿も期待できそうです。
ところで、私の乳頭は陥没の心配が無くなりました。ラボ・kさんに作っていただいたニップルカバーのおかげで、頼りなかった乳頭がしっかり中腰で居座っています。加えて刺青の色素が乳頭の周りに嵌まり込み、陥没を防いでいるようにも見えます。きついブラジャーをしないように気を付けていますが、すでにニップルカバーは付けていません。
この日、残念だったのは、乳がんを発症してまもない方の参加がなかったことです。
逆に発症まもない人が多いのに、再建経験者がたったの一人、ということもありました。そのようなミスマッチが自由なサロンの弱みなのでしょう。会員制にして出欠をとればこのような行き違いは無くなるけれど、やはり、ひょいと顔を出せるフリースペースにしておきたいです。
今は乳がんの切除と同時にエキスパンダーを入れる同時再建が多くなっています。患者さん達にとっては、迷っているときにタイミング良くサロンの開催があるわけではなく、そのような場所を探すのに苦労されたことを、Mさんから教えられました。
前ブログに記した、フォーラム、セミナーの動画を視聴できるのはとても有り難いことです。
逆に発症まもない人が多いのに、再建経験者がたったの一人、ということもありました。そのようなミスマッチが自由なサロンの弱みなのでしょう。会員制にして出欠をとればこのような行き違いは無くなるけれど、やはり、ひょいと顔を出せるフリースペースにしておきたいです。
今は乳がんの切除と同時にエキスパンダーを入れる同時再建が多くなっています。患者さん達にとっては、迷っているときにタイミング良くサロンの開催があるわけではなく、そのような場所を探すのに苦労されたことを、Mさんから教えられました。
前ブログに記した、フォーラム、セミナーの動画を視聴できるのはとても有り難いことです。
初参加だった方がお一人、ご自分のことは一切口にせず、じっと皆の話に聞き入り、静かにお帰りになりました。彼女のお気持ちを想像することはできませんが、ゲストのKさん、Mさんの醸し出した熱気に包まれ、お心が温まったことを願うばかりです。
患者会やサロンに参加できるのは、すでに心が前向きになっている段階です。前日に☎で話した方は、毎日仕事を終えると疲れすぎて家族のために十分な事が出来ないと嘆かれて、慰める言葉が見つかりませんでした。疲れやすさはホルモン療法の副作用もあるのでしょう。独りで考えるより、いつか仲間のいる場所で思い切り泣いていただけたら、と思います。
『再建が終わっても尚、新しい情報を仕入れ、患者同士、切磋琢磨して自分の経験の質を吟味し、後進をサポーターしてゆきたい』。
Kさんの言葉には深い響きがありました。素直にうなづくことができました。
再建を終えたら、乳がんなど無かったことにしたい、忘れたい、という思うのもまた、自然かもしれません。
でも、さらなる「宿題」を抱えていると感じ、動き出す人たちも沢山いると思います。
あちょさん、再び素敵な出会いをありがとう。
再建を終えたら、乳がんなど無かったことにしたい、忘れたい、という思うのもまた、自然かもしれません。
でも、さらなる「宿題」を抱えていると感じ、動き出す人たちも沢山いると思います。
あちょさん、再び素敵な出会いをありがとう。
「乳房再建ネットワークシャロン前橋」HP http://charon.webcrow.jp
次回の街角サロンは 8月13日(土)午後二時からです (ケアホーム愛(まな)の家:交流室にて)
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