4/9サロン :シリコン・自家組織「仕上がりのデメリット」
桜吹雪の午後でした。
・シリコン再建の経験者が2人。この冬はシリコンが冷たく痛く、夜中に目が覚めることもあったというSさん、冷たいとも何とも感じなかったというNさん。
Nさんは日本人の尺度からすると美しい、ちょうど良いお胸ですが、一方のSさんはとても豊満で、エキスパンダーの時には640CCの生理食塩水の重みで、たびたび転んでしまったそうです。そんな話を聞くと、健側を小さくして、軽めのサイズのシリコンを挿入するという方法も説得力を持ちます。
Nさんは日本人の尺度からすると美しい、ちょうど良いお胸ですが、一方のSさんはとても豊満で、エキスパンダーの時には640CCの生理食塩水の重みで、たびたび転んでしまったそうです。そんな話を聞くと、健側を小さくして、軽めのサイズのシリコンを挿入するという方法も説得力を持ちます。
それぞれ別のドクターによる再建ですが、お二人ともデコルテあたりが、触るとペコペコしています。シリコンの場合は仕方ないことで、気になるなら脂肪注入で埋めるしかないのです。注入技術のある病院を選んで再建する必要もあるのでしょう。
・ 寺尾保信ドクター、佐武利彦ドクターで再建した自家組織組は、アフターケアが必要ないことがつくづく楽だと感じていますが、太ってくると、再建乳房の上あたりがポッチャリしてくるのは要注意ですね。
また、腹部から組織を採ったあと、その縫い目から出てくるという『ドッグイヤー』なるものが、どの辺りからどのように出現するのか、あちょさんに教えていただきました。このドッグイヤーを無駄にせず、乳頭作りに使う場合もあるそうです。
乳頭といえば、陥没防止のためのニップルカバーのサンプル(メディアカルラボ・K作製)を佐武ドクターの病院にお送りしたところ、早速、注文が来ているようです。
乳頭といえば、陥没防止のためのニップルカバーのサンプル(メディアカルラボ・K作製)を佐武ドクターの病院にお送りしたところ、早速、注文が来ているようです。
・あちょさんのフォローのおかげで筋皮弁の再建を考えている人(ドクターによっては筋肉をわずかしか使いません)、Oさんの詳細な経験談から 岩平ドクターの予約を入れた人など、シャロンで知り合った方同士、個人的に密な連絡を取り合っています。
・がん種を問わず、様々な患者さんのサポートをなさっている方から、卵巣がんは抗がん剤がよく効くこと、初期であっても腹水が溜まるケースが多いので、腹水=末期ではないことなど、教えていただきました。遺伝による乳がん患者は、同時に卵巣がんのリスクがあります。私達にとってはマークしておきたい臓器です。
・高崎市の日高病院で、夜間の『通院:抗がん剤治療』を行っていることを、県内の患者さんは御存知でしょうか。患者本人にとって便の良いことですが、家族の抗がん剤治療に付き添うお勤め人も、助かりますね。
・闘病記が増え、闘病記文庫のコーナーを設ける図書館が多くあります。闘病記を書くのは病種の中ではがん患者が最も多く、その中でも乳がん患者の闘病記がもっとも多いのです。
『死生学』という学問が確立しつつあるのも、医療のおかげで死の淵から生還する人が増え、もう一度生き直す『よすが』を得たい、その思いを他者と共有したい、との願いからでしょうか。
『死生学』という学問が確立しつつあるのも、医療のおかげで死の淵から生還する人が増え、もう一度生き直す『よすが』を得たい、その思いを他者と共有したい、との願いからでしょうか。
こうして乳がんをカミングアウトし、話し合える事、再建仲間の絆が広がる事そのものが、すでに死生と密に繋がっているのを感じます。
次回の街角サロンは、6月11日(土)午後2時から ケアホーム愛(まな)の家 交流室にて。「乳房再建ネットワークシャロン前橋」HP http://charon.webcrow.jp
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