乳房再建、寺尾保信ドクター : 講演会の内容を、TAMTAMさんが詳細に
H27年6月のシャロンm街角サロンの応援に来て下さったYさんを覚えていらっしゃる方、多いでしょう。11月7日、都立駒込病院の再建医師:寺尾保信ドクターの講演会に赴いたYさんが、詳しいお話をアップして下さいました。許可をいただいたので、引用します。
アメーバブログ Yさんのお部屋「~はな唄を歌いながら、るんるんと」を、皆さんも是非、訪れてみてください。
*** *** *** *** *** *** ***
「2時間の講演は、
「乳がん再建変わったこと、変わらないこと」
というタイトルでした。
乳がん手術や、再建の手術の「ことばの説明」に始まり、
自家再建、インプラントによる再建のそれぞれの長所短所
(インプラントは感染で抜去や合併症の危険があり、
自家再建は、移植した脂肪の壊死の可能性がある。
どちらも長所短所があることを、きちんと説明。)
医師が患者に対してどう向き合うべきだと思っているかなどを
丁寧に説明され(途中、笑いもとる構成で)
事前に募った質問事項にも丁寧に答えてくださり、
思った通り誠実でちょっとお茶目な素敵な形成外科医でした。
印象に残った言葉
☆医師は、整容性のために、根治性を妥協すべきではない!
見た目を重視して、脂肪や乳頭乳輪を残しすぎることは、
再発の不安が残る。温存手術神話の反省が生かされていない。
(駒込病院は、原則、乳頭乳輪は残さず、脂肪もがっつりとる)
☆インプラントは、10年ごとに入れ替える必要がある。
インプラントを選んだ場合は、一生通院が必要。
よって、患者も医師も、一生通院して経過を
みていかなければならないという覚悟を持って治療をするべき。
☆医療の状況がかわっても、大事なのは患者さんの気持ち。
再建は、しなければならないものではない。
(全摘する患者が増えたが、再建する患者の割合は
あまりかわらない。ほぼ、半々)
自分の気持ちに沿った治療を選んで欲しい。 患者の確認もとらず、サービスでエキスパンダーを入れたよ!
なんて、医者もいるそう(((゜д゜;)))
☆時勢に流されてではなく、しっかりした意思で、
しっかりした病院を選んで欲しい。
(よく言われているように、インプラントが保険化されたことで
経験の浅い医師による手術も増えた。医師選びは慎重に!)
☆自家再建は、長時間の手術と入院が必要だが、定着すると
メンテナンスは要らず、違和感も感じにくいし、自然な仕上がり。
ただ、太りすぎたり痩せすぎると左右差がめだつこともある。
駒込病院では、腹部皮弁、広背筋皮弁の脂肪移植は行うが
臀部からの移植は、乳房切除の範囲の違いなどの理由により、
していないとのこと。(完全に取りきる手術なので、局所再発率がとても低い)
駒込病院の再建の詳細を知りたい方は、👇http://www.cick.jp/keiseisaiken_special/index.html もみてください。
基本的なことも、とても詳しくわかりますよ。☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
寺尾先生が素晴らしいのは、書籍でもそうでしたが、自分が
うまく出来なかったケースももちゃんと紹介していること。
再建も、患者さんの体質や、諸事情によりうまくいかない場合もある。
それでも、患者さんの意思を尊重しながら、出来る限り修正を
行う姿勢に感銘を受けました。
何より大事なのは、命を救うこと。
癌治療を優先させた上で、
患者さんの心の再建を行うべく、形成外科医として、
日々邁進されている姿がとても素敵でした。
*** *** *** *** *** *** *** ***
「乳房再建」を小まめに調べている方にとって、十分納得できる内容です。けれど今、微妙に心が揺れている患者さんは、痛いところを突かれた、と感じるかもしれません。いっそう不安になるかもしれません。でも、患者を喜ばすことばかり並べたてる医師や、「再建なんて簡単よ」と言い切る第三者を、果たして信じてよいものでしょうか?
Yさんは後続の再建患者さんのために純粋な思いで尽力しています。
対照的に、そのボランティア活動が、大義名分を掲げながらも、自己実現の欲求にかられたものである場合、そこには気難しいプライドや排他的な空気が漂います。
これまで生きてこられた皆さんの「命のアンテナ」を研ぎ澄まして、どうか的確な情報を選び取って下さいますように。
「乳房再建ネットワークシャロンm」HP http://charon.webcrow.jp
アメーバブログ Yさんのお部屋「~はな唄を歌いながら、るんるんと」を、皆さんも是非、訪れてみてください。
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「2時間の講演は、
「乳がん再建変わったこと、変わらないこと」
というタイトルでした。
乳がん手術や、再建の手術の「ことばの説明」に始まり、
自家再建、インプラントによる再建のそれぞれの長所短所
(インプラントは感染で抜去や合併症の危険があり、
自家再建は、移植した脂肪の壊死の可能性がある。
どちらも長所短所があることを、きちんと説明。)
医師が患者に対してどう向き合うべきだと思っているかなどを
丁寧に説明され(途中、笑いもとる構成で)
事前に募った質問事項にも丁寧に答えてくださり、
思った通り誠実でちょっとお茶目な素敵な形成外科医でした。

☆医師は、整容性のために、根治性を妥協すべきではない!
見た目を重視して、脂肪や乳頭乳輪を残しすぎることは、
再発の不安が残る。温存手術神話の反省が生かされていない。
(駒込病院は、原則、乳頭乳輪は残さず、脂肪もがっつりとる)
☆インプラントは、10年ごとに入れ替える必要がある。
インプラントを選んだ場合は、一生通院が必要。
よって、患者も医師も、一生通院して経過を
みていかなければならないという覚悟を持って治療をするべき。
☆医療の状況がかわっても、大事なのは患者さんの気持ち。
再建は、しなければならないものではない。
(全摘する患者が増えたが、再建する患者の割合は
あまりかわらない。ほぼ、半々)
自分の気持ちに沿った治療を選んで欲しい。 患者の確認もとらず、サービスでエキスパンダーを入れたよ!
なんて、医者もいるそう(((゜д゜;)))
☆時勢に流されてではなく、しっかりした意思で、
しっかりした病院を選んで欲しい。
(よく言われているように、インプラントが保険化されたことで
経験の浅い医師による手術も増えた。医師選びは慎重に!)
☆自家再建は、長時間の手術と入院が必要だが、定着すると
メンテナンスは要らず、違和感も感じにくいし、自然な仕上がり。
ただ、太りすぎたり痩せすぎると左右差がめだつこともある。
駒込病院では、腹部皮弁、広背筋皮弁の脂肪移植は行うが
臀部からの移植は、乳房切除の範囲の違いなどの理由により、
していないとのこと。(完全に取りきる手術なので、局所再発率がとても低い)
駒込病院の再建の詳細を知りたい方は、👇http://www.cick.jp/keiseisaiken_special/index.html もみてください。
基本的なことも、とても詳しくわかりますよ。☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
寺尾先生が素晴らしいのは、書籍でもそうでしたが、自分が
うまく出来なかったケースももちゃんと紹介していること。
再建も、患者さんの体質や、諸事情によりうまくいかない場合もある。
それでも、患者さんの意思を尊重しながら、出来る限り修正を
行う姿勢に感銘を受けました。
何より大事なのは、命を救うこと。
癌治療を優先させた上で、
患者さんの心の再建を行うべく、形成外科医として、
日々邁進されている姿がとても素敵でした。
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「乳房再建」を小まめに調べている方にとって、十分納得できる内容です。けれど今、微妙に心が揺れている患者さんは、痛いところを突かれた、と感じるかもしれません。いっそう不安になるかもしれません。でも、患者を喜ばすことばかり並べたてる医師や、「再建なんて簡単よ」と言い切る第三者を、果たして信じてよいものでしょうか?
Yさんは後続の再建患者さんのために純粋な思いで尽力しています。
対照的に、そのボランティア活動が、大義名分を掲げながらも、自己実現の欲求にかられたものである場合、そこには気難しいプライドや排他的な空気が漂います。
これまで生きてこられた皆さんの「命のアンテナ」を研ぎ澄まして、どうか的確な情報を選び取って下さいますように。
「乳房再建ネットワークシャロンm」HP http://charon.webcrow.jp
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