11回街角サロン その② 乳頭陥没を防ぐ『ニップルカバー』 完成
サロンの開催中、「メディカルラボ・K」の萩原さんが、乳頭陥没防止の『ニップルカバー』試作品をそっと届けてくれました。彼女は某総合病院のメディカルメイク外来にも協力し、体の一部を損傷した方のために、シリコンで様々なエピテーゼを作っています。
私の乳頭はスターフラップと刺青です。佐武ドクターの新方式で陥没しづらくなっていますが、たまにスポンジの保護材を付けないと、やはりくたびれて慎ましくなっています。
試作品は乳白色のニップルカバー、乳輪にあたる裾野に粘着力があり、ペタリと這って下着を付ければ動きません。まことに簡単、便利なので、装着するというより、ブラの一部として気楽に使うことになりそうです。眠るときには外します。これは是非、再建患者たちに知ってほしいグッズです。
私の乳頭はスターフラップと刺青です。佐武ドクターの新方式で陥没しづらくなっていますが、たまにスポンジの保護材を付けないと、やはりくたびれて慎ましくなっています。
試作品は乳白色のニップルカバー、乳輪にあたる裾野に粘着力があり、ペタリと這って下着を付ければ動きません。まことに簡単、便利なので、装着するというより、ブラの一部として気楽に使うことになりそうです。眠るときには外します。これは是非、再建患者たちに知ってほしいグッズです。
乳頭が陥没し、結局はエピテーゼを付けているという話も聞きます。せっかく麻酔手術で作ったものなのに、もったいないです。これを使えば陥没の恐れはありません。二個セットで5,000円(税抜)。萩原さんのラボは、宣伝やパッケージにお金をかけないので、安価です。でも失くしやすいので気を付けましょう。
この日のサロンで目に焼き付いたのは、豊かな乳房エピテーゼを装着してきた女性の光り輝く表情でした。綺麗な真珠色のお肌を、そっくりに再現出来る技術も驚きです。萩原さんが過労で倒れるほどに仕事に邁進している理由がわかりました。喜んでもらえるからなのですね。
追伸 話題は変わりますが、皆様は『アドバンテストスタイル』という映画をご存知でしょうか。シニア女性のファッションを特集したものです。ニューヨークの街を歩く粋なおばあちゃまをスカウトし、彼女たちの人生観をインタビューしてファッションショーを開くドキュメントです。私が一番好きだったのは見事に「赤」を着こなしていた90歳代の女性でした。ショーの直後、救急車で運ばれ帰らぬ人となりましたが、彼女らしい最後でした。
若いころには色合いがその人を選びます。けれど白髪になり年輪が刻まれる頃には、その生き方を以って、あえて「赤」を操るようになります。気高い赤、情深い赤、周囲を楽しくさせるチャーミングな赤。自分には似合わないと思い込んでいる人が、案外、独特の赤を手に入れるかもしれません。
この映画は高崎の『シネマテーク高崎』で見ました。老朽化したビルですが、中は清潔、座り心地の良い椅子、入れ替え制です。昔、岩波ホールに通い、発掘された名品を観たものですが、同質の映画館が地方都市に健在とは、お亡くなりになった高野悦子さんも感嘆することでしょう。
「乳房再建ネットワークシャロンm」HP http://charon.webcrow.jp
「乳房再建ネットワークシャロンm」HP http://charon.webcrow.jp
コメント
コメントを投稿