乳房再建4年 スポーツジムを楽しんでいます
最近、スポーツジムで筋トレを始めました。泳いだり歩いたりという有酸素運動だけでは足らないように感じ、トレーナーに相談して、肩、胸、脚の筋肉をつけるメニューを作ってもらいました。
これまでは、変な負荷をかけてリンパ浮腫や腹部にひっつれが出るのが怖かったのです。
トレーナーには、乳がん手術でリンパ節を18カ所取っていること、再建で腹部の脂肪を移植したこと、筋肉には触っていないが血管を沢山採取していることなど、これまでの体の来歴をありのまま伝えました。そして今の体調で安全にできるよう、マシンの重みを定めてもらいました。ストレッチ10分、エアロバイク10分、その後筋トレをゆっくり三セット、それからウォーキングマシンで10分歩き、ストレッチ10分で締めくくります。格安の90分会員なので、これでちょうど時間になります。
たかだか3度通っただけで、変化が起こりました。腹筋がヒクヒクと喜んでいるのです。何だか毛細血管が伸びて、そこかしこの筋肉が手を取り合って増強している、といったら笑われるでしょうか。でも、本当に実感しているのです。
肩と胸の筋肉を刺激したあと、リンパ廓清のために始終だるかった右腕までが、ふっと楽になりました(注意! 腕の筋トレだけはご法度です。危険です。センチネルリンパ廓清だけでも、浮腫が起こることはあります。また、ホルモン療法の副作用で膝が痛む時などは当然ながら足の運動は控えましょう。そんな時はゆったりエアロバイクをこぐ、あるいは水の中を歩くのが無難なようです)。
それまでは明け方覚醒の後、睡眠薬を飲んで二度寝しないと一日調子が悪かったのに、ジムに通い始めてから5時半にパッチリ目が覚め、若い頃のように早朝読書ができるようになりました。
術後の体を大事にしつつ、体が「そろそろ鍛えて」と訴えているのをキャッチするのはなかなか難しいものですね。追伸 水着を着て存分に泳げることも、術後の不自由をしのんだご褒美でしょうか。「ミストルーム」で癒しの音楽と熱い霧に包まれた時、ここは天国か、と毎回トロンとなります。こんなに幸せなのだから、人のお役に立てるよう、さらに前倒しにガンバロッ、というのが自然な流れだと思います。大きなお風呂で体を洗うとき、皮膚移植の傷跡に人の視線を感じることがあります。「もしかして、あなたも乳がん?再建したの?」と聞いてくれる人がいれば歓迎します。
次の街角サロンは、8月8日(土)午後二時から、会場はいつものケアホーム愛(まな)の家、交流室です。冷たいお飲み物を用意しておきます。
この日は県内でシリコン手術を無事に終えられたNさんがお披露目して下さる予定です。
また、8月6日に、岩平ドクターの元でエキスパンダー挿入をするOさんから、メールが届いています。内容を紹介する許可を得ましたので、サロンでお伝えします。
酷暑のさなか、車を飛ばして来るご参加の皆様、熱中症にどうぞ気を付けて下さい。
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