『穿通枝』による再建を、過信しないで
穿通枝皮弁で乳房再建を果たした後、私は達成感で幸せ一杯でした。でも再建主治医のSドクターの忠告は、非常に率直でした。
「あまり重いものを持たない方がいいですよ。それから便秘もよくないようですね」。
つまり、筋肉を採らない、運動機能に障らない手術であったにせよ、それを過信して体に負荷をかけるな、とおっしゃったのです。
再建手術からちょうど三年が経ち、新しい乳房の温かさ、重み、柔らかさなどはすっかり自分の一部になりました。けれど、時に違和感を覚えるのは、やはり脂肪を採取したお腹の部分です。
フルで仕事をしているので、疲れが重なることもあります。そんな時、ふとお腹の皮膚に突っ張りを感じます。これはいけない、帰ってゆっくり休めの合図だな、と捉え、以前のように自分の限界をためす頑張りを通さなくなりました。
筋皮弁による自家組織再建と比べれば、後遺症のリスクははるかに小さいものの、自分の体の中で起こっていることをすべてコントロールするのは不可能だと感じます。
筋皮弁による自家組織再建と比べれば、後遺症のリスクははるかに小さいものの、自分の体の中で起こっていることをすべてコントロールするのは不可能だと感じます。
「結婚、妊娠出産、子育て、というイベントを終えた女性に、自家組織による再建を勧めている。それらをこの先、経験しようという若い女性は、シリコンの再建がよいのではないか」、とある再建ドクターがKSHS主宰の乳がんテーマパークで話していました。
自家組織による再建経験者として、同じように思います。
乳房再建ネットワーク シャロン前橋 http://charon.webcrow.jp
2015年より シャロン前橋の街角サロンは、 定期開催とします。
偶数月第二土曜午後2時~。 会場は変わらず「ケアホーム愛(まな)の家」です。
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偶数月第二土曜午後2時~。 会場は変わらず「ケアホーム愛(まな)の家」です。
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