安易な手法に怒り覚える
乳房再建がどんなに難しい手術か、症例を重ねたベテランドクターほど痛感しています。ところが、たった二時間の受講で資格を取得し、「再建」に挑む形成外科医が増えています。シリコン保険適用の負の側面でしょうか。結果、多くの問題も起こっています。
地方で一つの病院に患者が殺到するとしても、そこの医師の腕が良いから、とは限りません。施術できる病院が少ないのです。乳房再建は魚のハラワタかっさばくことでもなければ、お人形に饅頭をつけることでもありません。
まだ症例の少ない医師に、常に完璧を求めることはできません。が、せめて感染症やその他の危険性を、あらかじめ患者に説明してもらえないでしょうか。
がん告知を受けて動転している患者は、同時再建を提案されれば、「よろしくお願いします」とぼんやり答えてしまうものです。
病気のステージによってはまず治療に専念し、傷が落ち着くのを待って、十分に勉強した上で医師を選ぶのがベストではないでしょうか。群馬県内でも、傷が落ち着いてからエキスパンダーを入れる二次再建の病院が、東毛地域にあります。
選挙の応援演説みたいになってしまって、ごめんなさい。
最近、様々な事例を見聞きし、カッカすることが多いものですから。とても胸が痛んでいます。
乳房再建ネットワーク「シャロンm」HP http://charon.webcrow.jp
2015年よりシャロン前橋の街角サロンは 定期開催します。
偶数月 第二土曜 午後2時より
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