医師の警告は届いているのか
5回目サロンでとても嬉しかったことは、群馬県内の病院でエキスパンダーを入れた
女性が来て下さったことです。
これまでは再建の「サ」の字も聞かれなかったドクターの口から、最近は「将来、再建する気はあるの?」と、問いかけられるようになりました。
時代の流れとはいうものの、患者達の願い、提言を県内の医療者たちが受け入れてくれているのを実感します。
心配なのは、エキスパンダーの挿入後、必要な警告がきちんと患者に届いているのかどうかです。
「エキスパンダー」とはお胸のふくらみを作るために、皮膚を伸ばすフウセンのようなものです。大胸筋の下に入れ、数カ月をかけて生理食塩水を注入してゆき、「仕上がりバスト」の1.5倍程度のふくらみを作ってから、シリコンや自家組織に入れ替えます。
感染症が起こりやすいのは、エキスパンダー挿入時に、60ccから100ccくらいのわずかなお水が入った時期なのです。
乳房再建ベテランの形成医は、挿入直後は胸帯でお胸をしっかり固定し、この時期、車に乗って凸凹道を走ってはいけない、と強く忠告します。
異物を入れてすぐ、体を動かし過ぎると、感染症を起こしやすくなります。
十分なお水が入って落ち着けば、スポーツも可能です。少しの辛抱です。
多忙な医師は一日に何十人もの患者を診ます。話したつもりで忘れることもあるでしょう。
フォローしてくれるのは優秀な看護師さんです。診察の際、脇に立って目を伏せ、耳だけを尖らせて医師と患者のやりとりをキャッチしている存在、静電気が立つような集中力です。
彼女達は診察室を出た患者に、医師が伝えきれなかったことをそっと耳打ちしてくれるのです。
乳房再建の成功は、外科医と形成外科医の連携プレーにかかっています。その真ん中の看護師さんの存在は、私たち患者にとってさらなる「強み」です。
乳腺や形成に関わる看護師の皆さん、これからもどうぞ私達を支えて下さい。
乳房再建ネットワーク シャロンm http://charon.webcrow.jp
女性が来て下さったことです。
これまでは再建の「サ」の字も聞かれなかったドクターの口から、最近は「将来、再建する気はあるの?」と、問いかけられるようになりました。
時代の流れとはいうものの、患者達の願い、提言を県内の医療者たちが受け入れてくれているのを実感します。
心配なのは、エキスパンダーの挿入後、必要な警告がきちんと患者に届いているのかどうかです。
「エキスパンダー」とはお胸のふくらみを作るために、皮膚を伸ばすフウセンのようなものです。大胸筋の下に入れ、数カ月をかけて生理食塩水を注入してゆき、「仕上がりバスト」の1.5倍程度のふくらみを作ってから、シリコンや自家組織に入れ替えます。
感染症が起こりやすいのは、エキスパンダー挿入時に、60ccから100ccくらいのわずかなお水が入った時期なのです。
乳房再建ベテランの形成医は、挿入直後は胸帯でお胸をしっかり固定し、この時期、車に乗って凸凹道を走ってはいけない、と強く忠告します。
異物を入れてすぐ、体を動かし過ぎると、感染症を起こしやすくなります。
十分なお水が入って落ち着けば、スポーツも可能です。少しの辛抱です。
多忙な医師は一日に何十人もの患者を診ます。話したつもりで忘れることもあるでしょう。
フォローしてくれるのは優秀な看護師さんです。診察の際、脇に立って目を伏せ、耳だけを尖らせて医師と患者のやりとりをキャッチしている存在、静電気が立つような集中力です。
彼女達は診察室を出た患者に、医師が伝えきれなかったことをそっと耳打ちしてくれるのです。
乳房再建の成功は、外科医と形成外科医の連携プレーにかかっています。その真ん中の看護師さんの存在は、私たち患者にとってさらなる「強み」です。
乳腺や形成に関わる看護師の皆さん、これからもどうぞ私達を支えて下さい。
乳房再建ネットワーク シャロンm http://charon.webcrow.jp
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