忘れてはならない、おへそ
「おへそは作ったほうが良いですか?」との問いかけが、2/22のサロンでありました。再建した乳房を見てもらうコーナーでのことです。
乳がん切除の範囲が広いとき、エキスパンダーで皮膚を伸ばそうとしても、それに足るだけの皮膚が残っていない場合があります。
私は「穿通枝皮弁」による再建でしたが、やはり皮膚が「15センチくらい足らない」とのことで、皮膚ごと脂肪を移植する方法になりました(放射線をあてた後、表皮の損傷がはなはだしい場合も同じです)。
おへそを含んだ腹部のスペースを横長に採り、お胸につなぎます。おへその皺を伸ばした痕が、新しい乳房に付いています。その後の腹部を放置したら、当然おへそはありません。
麻酔から醒めた翌朝、「おへそも綺麗にできていますよ」との看護師の声に、再建手術時に作ってもらえたのだと知りました。それまでは再建のことばかりで、おへそは頭からとんでいました。
考えてみれば大事なことです。
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