昨日は、初めての「街角サロン」


終始、笑顔の絶えないサロンでした。

嬉しい驚きだったのは、型取り法の穿通枝皮弁による乳房再建を完成させた方がいらしたことです。まだテープの取れない、出来たてのお胸でした。これからどんどん綺麗になるでしょう。
乳輪乳頭の最新の作り方をふくめ、術式について説明していただけたのも幸いでした。

また、再建途中の方もモニターにこたえて下さり、心強いことでした。

中には、がんを近々切除する方、切除して間もない方もいらっしゃり、再建先行の話題に馴染んでもらえるだろうかと案じていました。
「再建」は乳がん告知からの苦しい時期を乗り越えてきた仲間たちの、一つのステップなのです。それをご理解いただけたのではないでしょうか。

初回で交換できる情報には限りがありましたが、まず、押さえていただきたいのは、その医療機関で使われる「エキスパンダー」「シリコン」の品質です。そして、エキスパンダーで皮膚を伸ばしてゆく段階は、すでに再建が成功するかどうかの分かれ道なのです。(これまで乳房再建はごく限られた人の話題でした。そこまでご存知なかったとて、自然のことかもしれません)

二時間半のサロンは、県内の乳房再建の施術が着実に前進しているのを実感するひと時でした。患者意識の高まりが、この潮流をより確かなものとしてゆくに違いありません。

15名分の椅子を用意したら、ぴったり15名の皆様が参加されました。不思議なことです。「シャロンm」は多くの方に助けられてスタートしたサロンです。少人数でも大人数でも、変わらぬ思いで続けてゆきたいと思います。

お帰りの時、皆様が明るい面持ちでご挨拶下さったのが何よりでした。
近日中に、二回目の予定を公示します。

コメント